2015年05月24日
『ピノキオ』むすび座の想いを
『ピノキオ』というと,
ディズニー映画『ピノキオ(原題:Pinocchio)』(1940年公開)を思い浮かべる方も多いはず
ディズニーが作った映画も,
今回の例会,人形劇団むすび座さんの『ピノキオ』も,
原作はカルロ・コッローディー(1826-1890)作
『ピノッキオの冒険』。
ディズニーが夢と希望にあふれた冒険物語として
『ピノキオ』を世に送り出すまでには
ずいぶんな苦労があった・・・と言われているほど,
原作は,
その作品がうまれた時代背景からも,
社会風刺小説とよばれることも。
昨年11月に事前説明会に来てくだった
むすび座の役者さんは,
「ディズニーとも違う,
原作とも違う,
むすび座の『ピノキオ』です
」
と熱く語られました
パンフレットから,この写真

ディズニーではくじらの王様にのみ込まれてしまう場面があるけれど・・・
むすび座のステージには
何が現れるのでしょう
生きている日々の輝き
脚本 麻創けい子
ある年の夏休みのこと,小学5年生だった兄が突然言いました。
「いかだを作るぞ!」
私の頭に浮かんだのは,「ピノキオ」の絵本。ジェペットじいさんとピノキオを乗せたいかだが,大きなサメに追いかけられながら大海原へ漕ぎ出す,あの場面です。私もピノキオになれる!
兄とその友だちが材木屋の同級生を巻きこんで,空き地でいかだ作りをするのをわくわくしながら眺めていました。何日かかったのか,やがて兄たちは出来上がったいかだをずるずると引っ張っていって,近くのため池に浮かべたのです。ため池ですからもちろん海になど行けるはずもありませんが,何だかとてつもない冒険が待っているような気がして,乗せてほしいと懇願すると,「二回目にな」と言って,いかだは岸を離れました。ところが,傾いたマストに旗をくくりつけたとたん,丸太を縛りつけていた縄がゆるみ,みるみるバラバラになってしまったのです。それで冒険は終わり?いえいえとんでもない。ずぶぬれになって大泣きをしたくせに,また何日かすると兄は言いました。
「学校の裏山へ探検に行くぞ!」・・・と。
時代がどんなに変わろうとも,子どもの冒険心に変わりはありません。わくわくどきどきする心は,一日を輝かせてくれます。
東日本を襲った大きな災害によって,心が押しつぶされそうになっている今,どんなことにもくじけないピノキオの冒険心は,あきらめない心を,人を思いやる気持ちを,そして何よりも,命の尊さを教えてくれると信じています。
観客席に座っている皆さん,大人も子どもも,心の中に眠っている冒険心を揺り起こし,ピノキオと一緒に旅に出かけましょう。生きている日々の輝きを取り戻すために。

ディズニー映画『ピノキオ(原題:Pinocchio)』(1940年公開)を思い浮かべる方も多いはず

ディズニーが作った映画も,
今回の例会,人形劇団むすび座さんの『ピノキオ』も,
原作はカルロ・コッローディー(1826-1890)作
『ピノッキオの冒険』。
ディズニーが夢と希望にあふれた冒険物語として
『ピノキオ』を世に送り出すまでには
ずいぶんな苦労があった・・・と言われているほど,
原作は,
その作品がうまれた時代背景からも,
社会風刺小説とよばれることも。
昨年11月に事前説明会に来てくだった
むすび座の役者さんは,
「ディズニーとも違う,
原作とも違う,
むすび座の『ピノキオ』です

と熱く語られました

パンフレットから,この写真


ディズニーではくじらの王様にのみ込まれてしまう場面があるけれど・・・
むすび座のステージには
何が現れるのでしょう

生きている日々の輝き
脚本 麻創けい子
ある年の夏休みのこと,小学5年生だった兄が突然言いました。
「いかだを作るぞ!」
私の頭に浮かんだのは,「ピノキオ」の絵本。ジェペットじいさんとピノキオを乗せたいかだが,大きなサメに追いかけられながら大海原へ漕ぎ出す,あの場面です。私もピノキオになれる!
兄とその友だちが材木屋の同級生を巻きこんで,空き地でいかだ作りをするのをわくわくしながら眺めていました。何日かかったのか,やがて兄たちは出来上がったいかだをずるずると引っ張っていって,近くのため池に浮かべたのです。ため池ですからもちろん海になど行けるはずもありませんが,何だかとてつもない冒険が待っているような気がして,乗せてほしいと懇願すると,「二回目にな」と言って,いかだは岸を離れました。ところが,傾いたマストに旗をくくりつけたとたん,丸太を縛りつけていた縄がゆるみ,みるみるバラバラになってしまったのです。それで冒険は終わり?いえいえとんでもない。ずぶぬれになって大泣きをしたくせに,また何日かすると兄は言いました。
「学校の裏山へ探検に行くぞ!」・・・と。
時代がどんなに変わろうとも,子どもの冒険心に変わりはありません。わくわくどきどきする心は,一日を輝かせてくれます。
東日本を襲った大きな災害によって,心が押しつぶされそうになっている今,どんなことにもくじけないピノキオの冒険心は,あきらめない心を,人を思いやる気持ちを,そして何よりも,命の尊さを教えてくれると信じています。
観客席に座っている皆さん,大人も子どもも,心の中に眠っている冒険心を揺り起こし,ピノキオと一緒に旅に出かけましょう。生きている日々の輝きを取り戻すために。

Posted by 子ども劇場事務局 at 09:42│Comments(0)
│ピノキオ